こんにちは、トイトブルクです!
本記事では、『技術英検3級』を受験する読者層に向けた書籍『工業英語ファーストステップ』について扱います。
『工業英語ファーストステップ』の概要はレビュー記事をご覧ください。
本記事では『工業英語ファーストステップ』の練習問題を独自に解説しております。本ブログは技術英検とは無関係です。著作権の都合上問題文は掲載できません。書籍をお手元にご用意の上、ご覧ください。
この記事ではUnit 7の練習問題を解説します。
問題1
英単語の意味を3択で選ぶ問題です。
(a)”quickly”は「速く」なので正解は選択肢1です。
(b)”replace”は「入れかわる」なので正解は選択肢3です。
(c)”surface”は「表面」なので正解は選択肢3です。
(d)”circular”は「循環の」なので正解は選択肢2です。
(e)”breeze”は「微風」なので正解は選択肢2です。
問題2
空欄に適切な語を入れる問題です。
(a) 比較級で「はるかに」は”much”、”far”、”by far”を使います。選択肢2. much が正解です。
(b) 「暖められた」空気なので過去分詞がきます。”warming”は「(何かを)暖める」、”warm”は「(単に)暖かい」なので不適切です。選択肢3. warmedが正解です。
(c) 「海風」を「生み出す」と考えると選択肢3. producesが正解です。
(d) “over there”が「向こうの」という熟語なので、選択肢1. overが正解です。
(a) 「バッテリーがあがっている」ので「充電する」必要があります。選択肢2. chargeが正解です。
問題3
英文を正しく訳している選択肢を選ぶ問題です。
文の各要素は以下の通りとします。ただしdiffer fromなど、前置詞を含む動詞(群動詞)をまとめて他動詞と扱う場合があります。
- S:主語
- V:動詞
- O:目的語
- C:補語
- M:補助的な要素
- 文の構造(SVOC)を把握する
- メイン構造を訳す
- 自分で直訳してみる
- 直訳が選択肢にない場合、文意を変えないで意訳しているものを探す
(a)
- S=Cooler air
- V=flows in
- M=from the sea
- to 不定詞:「~して・・・・・・する」
(toのあと)
- V’=replace
- O’=the warmed air
- that:主格の関係代名詞
(thatのあと)
- V”=rises
- M”=from the land surfaces
文のメインの構造部分を訳してみます。
「冷たい空気が流れ込み、暖かい空気と入れ替わる」
メイン部分だけでも、選択肢2が正解だとわかります。詳細部分を訳すのはメインの訳ができたあとで問題ありません。
直訳が選択肢2にあたります。選択肢1は「交代が行われる」が文の構造に反します。選択肢3は関係代名詞を適切に訳せていません。
(b)
- As=接続詞
- S’=the warmed air
- M’=above the sea
- V’=rises
(カンマ)
- S=cooler air
- M=above the surfaces of the land
- V=is drawn
- M=towards the sea
- to不定詞:「~して・・・・・・する」
(toのあと)
- V”=replace
- O”=it=the warmed air
文のメイン部分を訳してみます。
「冷たい空気が引き寄せられ、暖かい空気と入れ替わる」
上記の訳から、選択肢1は「風が起こる」、選択肢2は「空気が冷やされて」の部分がおかしいとわかります。
全体を直訳すると以下のようになります。
「海上の暖かい空気が上昇するにつれて、陸上の冷たい空気が海の方へ引き寄せられ、それ(暖かい空気)と入れ替わる」
この直訳を意訳したものが正解の選択肢3です。
問題4
日本語の英訳を3択で選ぶ問題です。
(a)「日の照る」ですから選択肢2が正解になります。
(b)「地域」は選択肢1が正解です。
(c)「流れる」は選択肢1です。
(d)「陸地」は選択肢3が正解です。カタカナ読みから正解を導けるでしょう。
(e)「さらに」は選択肢2が正解です。こちらもカタカナ読みから正解を導いてください。
工業英語ファーストステップ Unit 7:まとめ
- 英単語の意味を覚えていない場合はカタカナや派生語から推測
- 文の要素(SVOC)を書き出す→文法から選択肢を絞る→意味から最終判断
- 空欄と選択肢の品詞を整理→文法・意味から判断
- 選択肢の品詞や意味から判断
最後までお読みくださり、ありがとうございました!この記事が少しでもみなさまのお役に立てばうれしく思います。
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