こんにちは、トイトブルクです!
「技術英検3級」を勉強していて、こんなことはありませんか?
この問題の答え、なんでこうなるの?解説がないから分からない!
そうなんです。「技術英検3級」の過去問は『技術英検3級問題集』に掲載されていますが、解説がないんです。
過去問は『技術英検3級問題集』しか存在しないので購入は必須ですが、解説がないのは悩ましいところです。
管理人が以前「工業英検3級」「工業英検2級」の勉強をしたときも、
解説がないから自分で調べて考えなきゃ・・・・・・
となることが多々ありました。
ところで管理人は、現在以下の資格を持っています。
- 工業英検3級(技術英検2級相当)
- 工業英検2級(技術英検準プロフェッショナル相当)
そこで本ブログでは、工業英検2級に合格した管理人が、技術英検3級の過去問を解説します。
解説を読んでいただければ、
そうか!このように問題を解けばいいんだ!
と感じていただけるでしょう。
技術英検3級の過去問は『技術英検3級問題集』に掲載されています。著作権の関係上、問題文は掲載できません。『技術英検3級問題集』をご用意の上、記事をお読みください。
本記事では、工業英検第114回(2018年1月)の問題IIIを扱います。
なお、「技術英検3級」と「工業英検4級」はほぼ同内容の試験です。
問題IIIの傾向・対策
問題IIIは前半と後半のフレーズを組み合わせる問題で、配点は1問3点×5問=15点です。
問題が5題に対して選択肢が5つ。1か所間違えると自動的にもう1か所間違えてしまいます。
英文の前後をつなぐ問題の解法は以下の通りです。
文の各要素は以下の通りとします。ただしdiffer fromなど、前置詞を含む動詞(群動詞)をまとめて他動詞と扱う場合があります。
- S:主語
- V:動詞
- O:目的語
- C:補語
- M:補助的な要素
以下、問題の解説に入っていきます。
問題IIIの解説
(a)~(e)の文の要素
(a)
- S = A university network system
- V = enables
- O = students
(b)
- S = Last night’s fire
- V = was caused
(c)
- S = The introduction of the new technology
(d)
- S = Prediction
- V = means
- O = stating
(e)
- S = A faucet
- V = is
- C = a device
- 前置詞for
1~5の文の要素
1.
- V = raised
- O = yields
- M = to 85%
2.
- 動名詞turing
- M = on and off
- O’ = a flow of water
3.
- O = the possible results of an event
4.
- to不定詞
- V’ = access
- O’ = training programs
- M’ = online
5.
- 前置詞by
- 前置詞のO’ = an electric short
(a)の解答
enable A to do「Aが~するのを可能にする」
この構文に当てはまるのは4です。
本問は無生物主語なので訳に工夫が要ります。
「大学のネットワークシステムのおかげで訓練プログラムにオンラインで接続できる」
(b)の解答
受動態であることに着目すると
A was caused by B「AはBによって引き起こされた」
となります。この構文になっている選択肢は5しかありません。
(c)の解答
前半部全体が主語Sなので、後半はVから始まります。
よって文法的に見て1が正解です。
(d)の解答
前半が動名詞statingで終わるので、後半は動名詞の目的語から始まります。
したがって3が正解。
(e)の解答
前半はforで終わるので、後半は名詞か動名詞で始めなければなりません。
意味を考えると正解は2と考えるのが妥当でしょう。
技術英検3級 第114回 問題III:まとめ
- 文の前半・後半を構造把握する
- 文法的に成立する組み合わせを絞り込む
- 最後に文の意味から判断する
最後までお読みくださり、ありがとうございました!この記事が少しでもみなさまのお役に立てばうれしく思います。
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