こんにちは、トイトブルクです!
「技術英検3級」を勉強していて、こんなことはありませんか?
この問題の答え、なんでこうなるの?解説がないから分からない!
そうなんです。「技術英検3級」の過去問は『技術英検3級問題集』に掲載されていますが、解説がないんです。
過去問は『技術英検3級問題集』しか存在しないので購入は必須ですが、解説がないのは悩ましいところです。
管理人が以前「工業英検3級」「工業英検2級」の勉強をしたときも、
解説がないから自分で調べて考えなきゃ・・・・・・
となることが多々ありました。
ところで管理人は、現在以下の資格を持っています。
- 工業英検3級(技術英検2級相当)
- 工業英検2級(技術英検準プロフェッショナル相当)
そこで本ブログでは、工業英検2級に合格した管理人が、技術英検3級の過去問を解説します。
解説を読んでいただければ、
そうか!このように問題を解けばいいんだ!
と感じていただけるでしょう。
技術英検3級の過去問は『技術英検3級問題集』に掲載されています。著作権の関係上、問題文は掲載できません。『技術英検3級問題集』をご用意の上、記事をお読みください。
本記事では、工業英検第117回(2018年11月)の問題IIIを扱います。
なお、「技術英検3級」と「工業英検4級」はほぼ同内容の試験です。
問題IIIの傾向・対策
問題IIIは前半と後半のフレーズを組み合わせる問題で、配点は1問3点×5問=15点です。
問題が5題に対して選択肢が5つ。1か所間違えると自動的にもう1か所間違えてしまいます。
英文の前後をつなぐ問題の解法は以下の通りです。
文の各要素は以下の通りとします。ただしdiffer fromなど、前置詞を含む動詞(群動詞)をまとめて他動詞と扱う場合があります。
- S:主語
- V:動詞
- O:目的語
- C:補語
- M:補助的な要素
以下、問題の解説に入っていきます。
問題IIIの解説
(a)~(e)の文の要素
(a)
- As far as節
- S’ = I
- V’ = know
(b)
- M = In the old days
- S = the atom
- V = was thought
- Cが抜けている
think O (to be) C「OをCと考える」を受動態にするとbe thought (to be) Cなので、補語Cが抜けています。
(c)
- S = Scientists
- V = classify
- O = planets
(d)
- S = Industrial caustic soda
- V = was diluted
(e)
- S = This manual
- V = describes
- Oの要素が抜けている
1~5の文の要素
1.
- according to 句
- toの目的語O’ = their position in relation to the earth
2.
- how to 不定詞
- 不定詞V’ = operate
- O’ = the machine
- M = softly
3.
- M = in water
- to不定詞
- 不定詞V’ = make
- O’ = it
- C’ = weaker
4.
- S = this
- V = is
- C = the biggest structure
- M = in the world
5.
- to不定詞
- 不定詞のV’ = be
- C’ = indivisible
(a)の解答
前半でas far as節なので、後半は完全な文が来ます。
完全な文は選択肢4のみです。
(b)の解答
前半がwas thoughtで終わっているので、後半は”(to be) + 補語C”が来ます。
選択肢5. が適切です。
(c)の解答
前半が完全な文なので、後半は選択肢1か3が候補です。
文意から考えて選択肢1. が妥当です。
(d)の解答
caustic soda「苛性ソーダ」の意味が分からなくても問題は解けます。
dilute「希釈する」という単語から「化学物質を希釈する」ことは連想したい。
そうするとwaterを使っている選択肢3が正解だと判断できます。
(e)の解答
前半の文がdescribeで終わっているので後半の文は目的語Oが必要です。
選択肢1~5の中で目的語から始まるのは選択肢2だけです。
技術英検3級 第117回 問題III:まとめ
- 文の前半・後半を構造把握する
- 文法的に成立する組み合わせを絞り込む
- 最後に文の意味から判断する
最後までお読みくださり、ありがとうございました!この記事が少しでもみなさまのお役に立てばうれしく思います。
コメント