こんにちは、トイトブルクです!
「技術英検3級」を勉強していて、こんなことはありませんか?
この問題の答え、なんでこうなるの?解説がないから分からない!
そうなんです。「技術英検3級」の過去問は『技術英検3級問題集』に掲載されていますが、解説がないんです。
過去問は『技術英検3級問題集』しか存在しないので購入は必須ですが、解説がないのは悩ましいところです。
管理人が以前「工業英検3級」「工業英検2級」の勉強をしたときも、
解説がないから自分で調べて考えなきゃ・・・・・・
となることが多々ありました。
ところで管理人は、現在以下の資格を持っています。
- 工業英検3級(技術英検2級相当)
- 工業英検2級(技術英検準プロフェッショナル相当)
そこで本ブログでは、工業英検2級に合格した管理人が、技術英検3級の過去問を解説します。
解説を読んでいただければ、
そうか!このように問題を解けばいいんだ!
と感じていただけるでしょう。
技術英検3級の過去問は『技術英検3級問題集』に掲載されています。著作権の関係上、問題文は掲載できません。『技術英検3級問題集』をご用意の上、記事をお読みください。
本記事では、工業英検第120回(2019年7月)の問題IIIを扱います。なお、『技術英検3級』と『工業英検4級』はほぼ同内容の試験です。
問題IIIの傾向・対策
問題IIIは前半と後半のフレーズを組み合わせる問題で、配点は1問3点×5問=15点です。
問題が5題に対して選択肢が5つ。1か所間違えると自動的にもう1か所間違えてしまいます。
英文の前後をつなぐ問題の解法は以下の通りです。
文の各要素は以下の通りとします。ただしdiffer fromなど、前置詞を含む動詞(群動詞)をまとめて他動詞と扱う場合があります。
- S:主語
- V:動詞
- O:目的語
- C:補語
- M:補助的な要素
以下、問題の解説に入っていきます。
問題IIIの解説
(a)~(e)の文の要素
(a)
- S=Pedestrians
- V=should not cross
- O=avenue
SVOの文が完成しています。
(b)
- S=The scientist
- V=has developed
- O=a unique method
SVOの文になっています。
(c)
- S=Dreams
- V=are
- C=more
- thanは前置詞
- M=simply(単に)
- thanの目的語=a replay
- 前置詞of
最後がofなので、後半にはofの目的語が来ます。
“more than simple a replay of~”は「単に~の再生以上のもの」という意味です。
(d)
- S=The results of the study
- V=suggest
後半はsuggestの目的語が来るはずです。
(e)
- S=The team
- V=found
- O=remains of ancient animals
SVOの文が完成しています。remainは「化石」という名詞です。
1~5の文の要素
1.
- to不定詞
- V’=produce
- O’=a fuel in a liquid state
2.
- S’=the humans
- V’=hunted
huntedの目的語がないので、文の前半と後半をつなぐ手がかりになります。
3.
- that節
- S’=life on Mars
- V’=is
- C’=possible
4.
- what節
- S’=what
- V’=happens
- M’=during the day
5.
- until節
- S’=the light
- V’=turns
- C’=green
ここで”turn + 形容詞”は「~になる」という表現です。
英語圏では信号の「青」は”green”と表現します。実際の色「緑」に合わせているわけですね。
(a)の解答
文法的に成り立つのは選択肢1か5です。「歩行者は青信号になるまで道路を渡ってはいけない」ので、内容から考えて正解は選択肢5. です。
(b)の解答
文法的に成り立つのは選択肢1か5になります。内容から考えて、選択肢1. が正解です。
(c)の解答
ofの後は目的語が来るので、選択肢3または4が候補になります。内容から考えて、選択肢4. が正解です。
(d)の解答
“suggest that ~”が「~を提案する」なので、選択肢3. が妥当です。
(e)の解答
animalsの後に関係代名詞whichがあると考えると”ancient animals (which) the humans hunted”となり、文が成立します。よって選択肢2. が妥当です。
【技術英検3級】第120回 問題III:まとめ
- 文の前半・後半を構造把握する
- 文法的に成立する組み合わせを絞り込む
- 最後に文の意味から判断する
最後までお読みくださり、ありがとうございました!この記事が少しでもみなさまのお役に立てばうれしく思います。
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