こんにちは、トイトブルクです!
本記事では勉強量と成績の関係についてお話しします。
勉強量に対して、成績は1→2→4→8→16のように上がる
質問です。勉強量と成績の関係について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
えっ、勉強量と成績って比例するんじゃないの?
と思っていませんか?
なんとなく、そんな感じがしますよね?
しかし、こんな経験をお持ちの方も多いはずです。
頑張ってコツコツ勉強したはずなのに、なかなか成績が上がらなかった。
こんなとき、人間誰でも落ち込みますよね?
私もそんな一人です。そしてこう考える方も多いと思います。
自分は頭が悪いから、どうせ天才には勝てない・・・・・・
一方皆さんの中には、こんな経験をしたことがある人はいませんか?
なかなか成績が上がらなかったけど、勉強が一定量を超えたら、急に成績が上がった。
私の場合は高校の物理の勉強がそうでした。
それまでほとんどの問題が解けなかったのに、コツコツ努力を続けたら、急にいろいろな問題が解けるようになった経験があります。
ここでみなさんにお伝えしたいことがあります。
成績は勉強量に比例しません。
努力が結果に結びつくまでにはある程度時間がかかります。
次の図を見てください。
目標とする成績が100だとして、最初の成績が1だとしましょう。
1の勉強をしたとすると、成績は1→2に上がります。次は成績が2→4に上がり、その次は4→8になります。
まだ成績は8か。いつになったら成績が100になるの?
と思った方もいるかもしれません。
しかしカンの鋭い方ならおわかりかと思いますが、実は成績が100になるにはあと一息なのです。
勉強量が1→2→3→4→5→6→7になると、成績は1→2→4→8→16→32→64→128となります。
数学に詳しい方向けに説明すれば、成績は「指数関数」的に上がるという言い方もできます。
勉強を始めたころに想像していたよりは時間がかかりません。
もちろん今あげた例はイメージですので、純粋に倍々ゲームで成績が上がるわけではありません。
この話はもともと、脳科学者である池谷裕二さんの本である『受験脳の作り方』という本に載っていました。
また「スタディサプリ」という映像授業の英語講師である関正生先生も、次のようなことを話しています。
英単語を覚えるときに大切なのは反復だ。
1回のテストではほとんど覚えられない。
5~6回テストを繰り返していくと、
急速に覚えられる英単語の数が増えていく。
基礎が固まれば、応用は早い
勉強量と成績の関係について、イメージはつかんでいただけたでしょうか?
この関係がつかめれば、世間一般で言われている次のような「格言」も説明できます。
- 基礎を固めるのには時間がかかる
- 基礎が固まれば、応用は早い
- 大学受験において、現役生は直前期に急激に伸びる
基礎を固めるには時間がかかる
基礎の段階は前の話で言えば、成績が1→2→4と上がっていく段階です。
努力に対して成績の伸びが悪く落ち込むことにもなりがちですが、我慢のしどころです。
基礎が固まれば、応用は早い
努力を続けていれば、いつかは成長速度が急上昇します。
基礎が固まれば、応用は早いのです。応用の段階になると、成績の伸びは32→64→128のように目覚ましくなります。
そうなれば後はこちらのもの。結果がついてくれば、勉強にも身が入ります。
勉強に身が入れば勉強量も増えますから、ますます成長速度は速くなります。
現役生は直前期に急激に伸びる
現役生は夏休みぐらいまで基礎固めに集中しているので、模試などの成績も浪人生と比べてどうしても悪くなります。
しかし秋以降になると応用の段階に入るため、成績の伸びもよくなります。
(もちろん単純に勉強時間が増えてくるというのもありますが・・・・・・)
そして最終的に直前期になって成績が急上昇し、現役合格を果たす受験生が続出するわけです。
「E判定からの逆転合格」が起こるのもそのあたりに理由があります。
成績は勉強量に比例しない:まとめ
- 成績は勉強量に比例しない
- 成績は指数関数的(1→2→4→8)に上がる
- 基礎が固まれば、応用は早い
なかなか結果が出ないで焦っている方。どうせ天才には勝てないとあきらめかけている方。
いま一生懸命もがいていることは意味があります。
家を作ることにたとえて言えば土台作りです。土台は目に見えませんし、土台作りには時間がかかります。
それでもかまいません。土台が完成すれば、その後の建設は意外に早いのです。
この記事が少しでもあなたのモチベーションUPにつながることを念願してやみません。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!この記事が少しでもみなさまのお役に立てばうれしく思います。
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