【技術英検3級】『工業英検4級対策』独自解説 Chapter 4

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こんにちは、トイトブルクです!

【詳報】技術英検3級分析で紹介したとおり、技術英検3級の教科書は次の2種類です。

上記のいずれかが適切と管理人は考えます。

『工業英検4級対策』は技術英検3級に対応しています。

本記事は『工業英検4級対策』を独自に追加解説したものです。著作権の都合上『工業英検4級対策』の文章は掲載できません。『工業英検4級対策』をご用意の上でご覧ください。

本記事では、Chapter 4の内容について解説します。

目次

4.1 (p.121~128)

4.1.1 (p.121~124)

Example 31

(d) ここでは”as”が使われています。一般的に”as”にはいろいろな意味があり、ここでは「~につれて」という意味で使われています。

(e) この文で使われているのは、次のような構文です(S:主語、V:動詞)。
“The 比較級 SV, the 比較級 SV.”
(~すればするほど、ますます~する。)

ここでVがbe動詞の場合、Vを省略することがあります。この文でもbe動詞が省略されていますね。

形容詞・副詞の比較変化には、大きく分けて3つのパターンがあります。

  1. 規則変化:-er, -est型
  2. 規則変化:more, most型
  3. 不規則変化

1のパターンは、1音節の語のほぼすべてと2音節の語の一部に当てはまります。音節とは発音する母音の数のことです。

2のパターンは、2音節の語の大部分と3音節のすべての語に当てはまります。

3のパターンは数が限られており、かつ重要です。覚えておきましょう。

練習52

5. “latest”は、「(時間が)最も遅い」という意味です。時間が最も遅い→現在に最も時間が近い→「最新の」という意味になります。

4.1.2

Example 32

書籍の[解説]のとおり、英語の比較対象は同一の品詞です。”○”の例文で、”that”は”production”という語の繰り返しを避けるために使われています。複数形の場合は”those”です。

4.2(p.129~136)

ここでは尺度や基準について整理しています。

ここの単語は試験でも頻出しますので、知らないものがあったら覚えておきましょう。

4.3(p.137~144)

4.3.1(p.137~140)

受動態の話です。中学英語のレベルの内容なので、自信がない方は先に中学内容を復習する必要があります。

Example 35

(e)”often”が使われています。頻度を表す副詞(often, usually, alwaysなど)は、一般的にbe動詞の後、一般動詞の前に置く決まりです。この文でもそうなっています。

4.3.2(p.141~144)

Example 36

(c) “is being repaired”という形です。「修理されている」という日本語を英訳する場合、進行形と動態を同時に使う必要があります。

進行形は”be動詞”+”~ing”、受動態は”be動詞”+”過去分詞”で表現されます。進行形+受動態は”be動詞”+”being”+”過去分詞”という形で表現しましょう。

(d)(e)仮定法の表現です。文中のカンマは実例では使わないことも多く見られます。

書籍の[解説]の記述は次のとおりです。

次のような場合は、日本語では能動態の表現であっても、英語では受動態で表現します。

なぜそのように表現するのでしょうか。

ここで挙げられている動詞は「~を…させる」という意味の動詞なので、受動態で表現します。

たとえば、”please”という動詞には「~を喜ばせる」という意味があります。それを受動態”be pleased”にして「喜ばせられる」→「喜ぶ」と表すわけです。前置詞は個別に異なるので暗記する必要があります。

仮定法について書籍ではさらっと触れていますが、仮定法は高校レベルの英文法の中でも難解な部類に入ります。文法書で体系的に勉強した方がよいでしょう。

練習58

1. 「給油されている」という表現が、進行形と受動態を兼ね備えていることに気づくことが重要です。それに気づけば、”are being oiled”の形を作ればよいと分かります。

2. 問題の一部に間違いがあり、”of this machine”と”about the operation and maintenance”の間にスラッシュ(/)が入ります。解答では位置が離れていますね。

「私はいくつかの質問を受けた」なので、”I was asked some question”となります。次に「運転と保守について」とあるので、”about the operation and maintenance”が続きます。最後は「この機械の」なので”of this machine”です。

3. 「もし~ならば、…だろう」という表現と”would be stronger”という表現があることから、仮定法の文ではないかと推測しましょう。

仮定法の文の形式”If + S + V(過去形), S + would + V(原形).”に当てはめていきます。

日本語を「その建物がこの材料で作られれば」と考え、”If the buildings were made of this material,”と訳します。

次に「強度が増し」という日本語を”they would be stronger”と訳します。

最後に「耐震性もよくなる」を「地震により耐えられる」と考え、”and more resistant to earthquakes.”と訳しましょう。

4.4(p.145~151)

4.4.1(p.145~147)

不定詞には大きく分けて3種類の用法があります。

  1. 名詞的用法:「~すること」
  2. 副詞的用法:「~するために」
  3. 形容詞的用法:「~するための」

まずは上記の3種類を覚えましょう。形式主語、形式目的語の”it”の説明は書籍に書いてある通りです。

練習59

1. 主語が長いので、形式主語の”it”を用いて「~は難しい」を表現します。”It is difficult”。

次に形式主語の内容「どちらの溶鉱炉がよいかを説明することは」を英訳しましょう。”to explain which furnace is better.”

2. 「学びたいと思う」はそのまま英語にすると”I want to learn”ですが、
もう少していねいな言い方は”I would [I’d] like to learn”です。

次に「故障箇所を発見する」ですが、これはコンピュータでよく使われる
「トラブルシューティング」”troubleshooting”がそのまま当てはまります。最後は「手順」の”procedures”です。

3. 主語が長いので形式主語の”it”を用います。「~が必要であろう」ですから”It will be necessary”です。次に「このテストを行う」と考え、” to run this test”で、「1時間以上行う」を、”for more than an hour.”と訳します。

4. 「最善を尽くす」は”do one’s best”という熟語です。「私たちは最善を尽くしてきた」なので、現在完了の表現を用いて”We have done our best”となります。後半は「信頼できる製品を作るために」なので、
“to produce reliable products”です。

5. 主語が長いので形式主語”it”を使います。「~が望ましい」ですから
“It is advisable”で、「バッテリを取り換える」は”to replace the batteries”です。

さらに「そのトランシーバのための」と考え”for the transceiver”となり、「弱くなりすぎる前に」を”before they become too weak.”と訳します。

6. 文法的な解説が必要です。「Oを~させる」は”make O ~”となります(原形不定詞)。”make”などの特別な動詞の場合は”to ~”となりません。

本問の場合「プラスチックを流動状態にさせる」は”make plastics flow”です。しかし受動態にする場合は”be made to ~”のように”to”が入るというルールがあります。

以上より「プラスチックは流動状態にされる」は”Plastics are made to flow”で、「液体のような」は”like a  liquid.”です。

4.4.2(p. 148~151)

練習60

5. 「もし~としたら」という表現は仮定法の一種です。仮定法のif節の中では”was”は使わずに”were”を使います。

「もし私が家を建てるとしたら」なので”If I were to build a house,”です。次に「それはこの団地の中にある」と考え、”it would be in the housing development.”となります。

4.5(p.152~159)

4.5.1(p.152~155)

Example 39

(c) 「~することに慣れている」は”be used to ~ing”と表現します。注意点は”to”の後です。動詞の原形(to不定詞)ではありません。使い分けを意識して覚えておきましょう。

動名詞と不定詞の使い分け

p. 155に以下のような記述があります。
He started working[×to work] on time.
“start”は不定詞を目的語に取れません。動詞には

  • 不定詞も動名詞もとれるもの
  • 不定詞しかとれないもの
  • 動名詞しかとれないもの

があります。ここでは説明しきれないので、詳しくは文法書をご覧ください。

4.5.2(p. 156~159)

Example 40

(d) “An hour’s drive”という表現があります。「1時間の車での移動」という意味です。では「2時間の車での移動」はどう表現するのでしょうか。正解は”two hours’ drive”です。アポストロフィー(’)の位置にご注意ください。

練習62

4. この問題では「事故」(”accident”)を空欄に埋めますが、”prevent A from doing”の”from”に注目してください。”from”を答えさせる問題も結構出題されます。

Chapter 4のまとめ

Chapter 4のまとめ
  • 比較・受動態・仮定法を文法書で学習する
  • 熟語表現を覚える
  • 動詞を覚えるときは、一緒に使われる前置詞も覚える

最後までお読みくださり、ありがとうございました!この記事が少しでもみなさまのお役に立てばうれしく思います。

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この記事を書いた人

埼玉県在住の男性。
色々な物事を解説することが好き。

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